直接会ってコミュニケーションを取れる対面の仕事と違い、在宅ワーカーはコミュニケーションの取り方が特殊で、気を付けなければならないポイントがたくさんあります。
私は業務委託の在宅ワーカーを始めてから丸4年たちますが、コミュニケーションの取り方で失敗したことも多々あり、その中で色々なことを学びながら改善してきました。
ここでは私が在宅ワーカーとして4年間働いてきた経験から、クライアントに信頼されるコミュニケーションの取り方などについてお話しします。
在宅ワーカーのコミュニケーション手段
在宅ワーカーは基本的に直接会ってコミュニケーションをとることは少ないですが、だからこそメールやチャット、電話でのやり取りが重要になります。私の場合はメールやチャットでのやり取りが大半を占めており、その他は電話やオンライン会議も時々入ります。
電話
基本的にはメールやチャットでやり取りをしていますが、どうしても口頭で説明しないと分かりづらいことがあれば電話をすることもあります。
電話でのやり取りは、社会人としての最低限の電話マナーは必要です。新卒で企業に勤めたことがある人は、最初にマナー研修を受けると思いますが、その程度のマナーがあればとりあえずはOKです。
後は、相手のことを考えて結論から分かりやすく伝えたり、明るく愛想よく丁寧に話すことを心掛けると信頼されやすくなります。
メール・チャット
メールやチャットは在宅ワーカーにとってかなり重要なコミュニケーション手段です。文章で分かりやすく伝える力がなければ、業務に支障が出ることもあります。
私の場合はココナラでExcelの集計表を作ったりチラシのデザインをしたりしていますが、そのやり取りはすべてココナラのメッセージツールを使って行っています。
文章だけで相手の希望をヒアリングし、その希望通りに制作物を仕上げるために細かくコミュニケーションをとっていく必要があるため、分かりやすい文章を作成する力が求められます。
メールやチャットのコミュニケーションで役に立ったと思うのが、“ロジカルシンキング”の考え方です。メールに限らずコミュニケーション全般において役立つので、一度書籍を読んでみてください。
Web会議
在宅ワーカーのコミュニケーションに欠かせないのがZoomやSkypeを使ったWeb会議です。私もクライアントと打ち合わせが必要な場合によくZoomを使ってWeb会議をしています。
在宅ワークの研修などでもWeb会議ツールはよく使われるので、使い方に慣れておいた方が良いでしょう。
在宅ワーカーのコミュニケーションで気を付けるべきポイント
色々なコミュニケーション手段がありますが、在宅ワーカーが気を付けるべきポイントはどういう点なのでしょうか。
即レス
色々なコミュニケーション手段をご紹介しましたが、私がまず心掛けていることは“即レス”です。
メインのコミュニケーション手段はチャットワークというビジネスチャットツールとココナラなのですが、スマホにもアプリを入れていて、連絡が来たらすぐに返信することを心がけています。
土日はなるべく仕事を入れないようにしていますが、連絡が来た場合は土日も関係なくすぐに返信しています。
それだけでも相手に安心感を与えられて、信頼度がアップします。
相手に負担のないコミュニケーション
在宅ワーカーは対面でコミュニケーションをとることが少ないため、メールや電話のやり取りだけで相手に信頼されなければなりません。そのためには、最大限相手の立場に立ったコミュニケーションを心掛けることがポイントです。
例えば、メールで済む用件なのに電話をすると迷惑に思われますし、メールやチャットでは長文で何が言いたいのか分からない内容だと相手にとってストレスになることもあります。
急ぎではない、簡単な説明で済むような用件の場合はメールで、急ぎの場合や口頭で説明した方が分かりやすい場合は電話で、とその時々で最適なコミュニケーション手段を選ぶようにしましょう。
また、メールやチャットでは、「結論から先に書く」「要素が多い場合は箇条書きで」「相手にとってほしいアクション(返信が欲しい)」など、相手にとって分かりやすい内容にすることを心がけましょう。
先程もお伝えしましたが、“ロジカルシンキング”という書籍はメールでも電話でもコミュニケーション全般においてとても役立ちます。在宅ワーカーが身に着けておきたいスキルが身につく内容となっていますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
以上、在宅ワーカーのコミュニケーション手段や、信頼されるコミュニケーションの取り方などについて説明しました。対面でのコミュニケーションが少ない在宅ワーカーにとって、メールや電話でのコミュニケーションは丁寧すぎるくらいでちょうど良いです。
クライアントに信頼される在宅ワーカーになるためにも、一度コミュニケーションの取り方を見直してみてはいかがでしょうか。