在宅ワーカーは通勤もなく自宅やカフェなどで自由に働けることがメリットですが、その反面、一人の作業で始業や終業などの時間の制限もないため、モチベーションが続かなかったり集中力がなくなったりする点がデメリットと言えます。
実際に私も在宅ワーカーとして働き始めてから最初にぶつかった悩みの種が、やる気と集中力の問題でした。
元々面倒くさがりで、できれば働きたくないというくらいの意識の低さなので、最初の数か月は月の前半は何もせずに、後半に焦って毎日深夜まで作業をするというダメダメな働きっぷりでした。
しかし、在宅ワーカーとして仕事を続けていく中で習慣のようなものができ、今では毎日決まった時間に作業をして前倒しで仕事を終わらせられるようになりました。
ここでは、在宅ワーカーの悩みとして多い“集中力がなくなる”という問題について、自分の経験を踏まえて解決方法をお伝えしたいと思います。
在宅ワーカーの悩み“集中力がなくなる”原因は?
私が在宅ワーカーとして働いてきた中で、集中力が続かなかった要因として考えられるものをすべて挙げていきます。
働く環境
私が在宅ワーカーとして働き始めた当初は実家暮らしでした。実家はこじんまりとした2階建ての一軒家なのですが、築20年以上ということと母が大雑把な性格のため、かなり散らかっていました。
自分の部屋は自分で片づいていてきれいだったのですが、なぜか自分の部屋では集中できず、リビングで作業をすることが多かったのですが、ごちゃごちゃした環境ではなかなか集中できませんでした。
正解がないクリエイティブな仕事
私が特に集中力がなくなるのは、ライティングなどのクリエイティブな仕事をしているときです。集中力がなくなるというよりは、そもそもやる気も出なくて後回しにすることが多かったです。
クリエイティブな仕事は正解がない場合が多いので、途中で行き詰ってしまって集中力がなくなってしまいます。例えば“ブログ記事を2,500文字書く”という仕事の場合、テーマは決まっていても、構成が決まっていなければ作業量が見えません。
集中するための環境が逆にダメだった
集中力を挙げるために部屋にこもったり、テレビを消して音のない環境にしてみたりと色々試してみましたが、反対にそわそわして集中力がなくなる要因になっていたように思います。
特にやりたくない作業は退屈ですし、すべてをシャットアウトした環境で退屈な作業を2~3時間もやると思うと気がめいってしまいますよね。
“集中力がなくなる”問題を解決し、在宅ワーカーの効率を上げるためのポイント
今も完ぺきなスケジュールで無駄のない動きをできているわけではありませんが、在宅ワークを始めた当初よりはかなり仕事の効率が上がりました。私が実際に試したことや、経験によってできるようになったことを書いていきます。
自宅の環境を変える
カフェで仕事をするときは集中できることが多かったのですが、毎日通うとお金がかかりますし、私の場合はブラックコーヒーが飲めず、甘い飲み物が飲みたくなるので太ることも気になりました。
そんな中、在宅ワーカーとして働き始めて2年目で結婚することになり、それを機に実家から出て新居に引っ越すことになりました。自宅が古かったので今度は部屋数が少なくても良いからとにかく新しい物件が良いと思い、築3年のアパートにしました。
実家の狭くてごちゃごちゃした環境からスッキリ物が少ない環境に変わったことで、リビングでも集中できるようになりました。
実家に住んでいる人は一人暮らしを、既に一人暮らしの人は片付けや模様替えなどをしてみてはいかがでしょうか。あとは、仕事用デスクを置いているようなしっかりとした仕事部屋よりもリビングの方が集中できることもありますので、場所を変えてみるのもおすすめです。
ながら仕事
学生の頃はテレビを見ながら勉強するのは集中力が下がるからダメと言われていましたが、仕事の場合はこれまでの経験上“ながら仕事”の方が捗る場合が多いです。
私の場合は音楽やラジオではなくテレビで、それもリビングでガッツリとドラマを流しながら仕事をすると捗ります。最近はパラビで「Nのために」を10話見終わりました。
元々ドラマを一気見するのが好きなのですが、嫌な仕事でも好きなドラマを見ながらできると思うとやる気が出ましたし、ドラマを見ながら緩く取り掛かった方が息が詰まらず、だんだん集中モードに持っていけるので私的にはすごく良かったです。
集中してくるとドラマの音が邪魔になってくるので、そこからテレビを消して作業をするとかなり集中して取り組むことができます。
作業を細分化する
集中力がなくなりがちなクリエイティブな仕事でも、作業を細分化することで終わりが見えて取り掛かりやすくなり、集中力を保つことができます。
私の場合は、例えば2,500文字のブログ記事を書く場合、作業は下記のように細分化されます。
- ターゲットの想定
- 関連キーワードのピックアップ
- リサーチ
- 構成(小見出しを5~6つ作成)
- 文章作成
- タイトル・ディスクリプション作成
- 記事投稿
これで大体の作業めどが立ち、取り掛かりやすくなります。また、何となくやる気が出ないときでも、「最初のターゲット想定だけでも今日やってしまおう」と思ってとりあえず作業をしてみると、集中力が高まってきてその日にすべて仕上がったということもあります。
このように、作業を細かく分けて、1つ1つ終わらせるようにすると、やる気が出て集中力を保つことができます。
まとめ
以上、在宅ワーカーの大きな悩み“集中力がなくなる”問題について、原因と改善策をご紹介しました。私もまだまだ集中力をコントロールすることは苦手なので、これからも色々試行錯誤しながら日々取り組んでいきたいと思います。
もし少しでも参考になることがあれば幸いです。